所有している賃貸物件の屋根って本当にメンテナンスが必要なの?
アパートやマンションは、どの位屋根のリフォーム費用が掛かるんだろう?
屋根のメンテナンスって、どう進めれば失敗しないの?
大切な資産で有るアパートやマンション。出来るだけキレイを長持ちさせて、入居者さんには常に住んでいて欲しい物ですよね。
だからこそ、色々と悩んでしまいがち。
けれども、アパート等の屋根工事は進め方や注意点等の基礎知識さえ知れば、実はカンタンなんです。
このページではそういった、アパートなどの屋根工事を進める際にしっておきべき基礎知識をまとめました。
専門的な言葉は少なく、わかり易く解説していますのでご参考くださいね。
アパート屋根を修繕する7つの必要知識!費用相場と出費を抑えるポイント
<目次>
【 このページの目次 】
【PickUP】千葉で人気の「あのリフォーム業者」の実際の評判確認しました?
千葉で「信頼できる」と声を寄せるリフォーム業者がなぜ評判が良いのか?良い業者を利用された方の体験談を公開しています。外まわりのリフォームはこういう技術力に定評が有る業者に依頼される事がおすすめです。
アパート大家さん!屋根の修繕を後回しにしていませんか?
アパートのメンテナンスを計画する時、屋根に目が行き辛くリフォームを行うにしても後回しになってしまいがちです。
屋根は外装の中でも1番遠い部分にあり、目に付きにくいという事でなかなか検討されにくい部分です。
しかし、雨風や日差しから建物を守っている屋根の状態は、建物の中で1番大事な部位であり、ここが劣化していると雨漏りや腐食の原因になります。
特にアパートは賃貸物件ですので、劣化や不具合により入居者に迷惑をかけてしまったりする恐れも有ります。
アパートの外装リフォームの計画の際は、屋根のリフォームにも目を向けるようにしましょう。
けれども、こういうアパートの屋根の葺き替えや塗装工事は高度な技術が必要とされるリフォーム工事です。
なので、「安かろう悪かろうな業者」では無く「営業マンの押しが強い業者」でもない地域で信頼できるリフォーム会社にこういう施工はお願いするべきです。
下記には、千葉で外壁や屋根等の「外回り工事」で評価の高い業者の評判が掲載されています。
こういう物を参考にして、工事業者は選定されるのがおすすめです。
不動産業者に紹介してもらうと「中抜き」された粗悪な工事になりかねませんので注意です。
アパートの屋根を修繕や塗装を行う際の価格相場や正しいメンテナンスを行うポイント
必要な工事と分かっていても、実際にどの位の費用が掛かるのかは、アパート経営者としては知っておきたい部分ですよね。
アパートの葺き替えと塗装でどの位費用が違うのか?
どういうポイントを抑えてメンテナンスを行うべきなのか?
下記にはそういった、大家さんが一番知りたいアパートの屋根塗装や葺き替えの価格相場や、知っておくと便利なポイントをご紹介致します。
使用する塗料は特徴や値段から選ぼう!アパート屋根塗装の価格相場
アパート屋根の塗装は、採用する塗料の種類により費用がマチマチです。
足場などの屋根塗装に付帯した工事費用も含め、30~120万円程度の費用(広さによって異なる)となります。
屋根の塗装の種類は大変多く、塗料尾選び方により快適さに違いを発してしまいます。
屋根の塗料は、このような種類があります。単価や特徴などを、詳しくご紹介致します。
アクリル塗料
価格相場:25~35万円程度
耐用年数:3年程度
特徴:屋根塗料の中で1番お安い塗料ですが、耐用年数が短いデメリットがあります。
屋根を気分転換に頻繁に色替えをしたい方には、耐用年数が低いアクリル塗料でも十分といえます。
ウレタン塗料
価格相場:30~40万程度
耐用年数:3年程度
特徴:アクリル塗料よりは耐用年数が長いですが、屋根塗料としては心細い塗料となります。
アクリル塗料同様、頻繁に色替えをしたいと思われる方には、費用がお安いのでオススメです。
シリコン塗料
価格相場:35~50万円程度
耐用年数:5年程度
特徴:普及品クラスの塗料であり、指定しない場合シリコン塗料で見積もりを作られる事が大半の、お馴染みの塗料です。
屋根の塗料の中では1番コスパが良く、理想的な塗料と言われている塗料です。
フッ素系塗料
価格相場:50~70万円程度
耐用年数:10年程度
特徴:フッ素コーティングのような効果を発揮し、屋根上に付着すべき汚れもフッ素のコートパワーによって浮かせて雨により洗い流す親水効果を発揮してくれます。
耐用年数も長いので、屋根のような紫外線の影響をまともに受けてしまう部位には、とても適した塗料となります。
遮熱塗料
価格相場:65~90万円程度
耐用年数:8年程度
特徴:塗膜に紫外線を反射させ跳ね除ける成分が含まれており、紫外線を遮断させる事で紫外線による熱の影響を屋根に与えずに済む塗料です。
夏場の場合強い紫外線のシャットアウトとなりますので、夏の暑さ軽減へと務めてくれる屋根に適した塗料でます。
断熱塗料
価格相場:65~90万円程度
耐用年数:8年程度
特徴:塗料の中に中空ビーズが含まれており、中空ビーズが断熱材と同等の効力を発揮してくれる塗料です。
塗膜により断熱性能を発揮し、屋根の熱伝導率を低くする事が出来ます。
夏涼しく冬暖かい、理想的な建物へと導いてくれる塗料です。
これらの費用に、足場などの付帯工事の費用が加算されます。
トータルではお得!?アパート屋根の葺き替え工事費用
既存屋根を解体撤去し、新規屋根を葺くリフォームです。
屋根の大きさや使う素材にもよりますが、おおよそ150~350万円程度の費用相場(広さによって異なる)となります。
既存屋根を解体撤去するので、騒音や粉じんが気になってしまうのが難点です。 しかし、このようなメリットがあります。
1.頻繁な塗装などのメンテナンスが要らない
屋根の塗装工事の方が値段は安く上がりますが、塗っても二回が限度です。
それを超えてくると葺き替え工事を選ばなくてはいけません。
それで有れば、最大30年程度持つ屋根材に最初から葺き替えてしまうのが最も楽な選択です。
2.屋根に起きている不具合の補修が可能
既存屋根を剥がすので、既存屋根の中で起きている不具合を見つける事が出来、補修する事が出来ます。
3.屋根が軽くなる
昔の屋根材は重い材料が多く、近年の屋根材は軽い物が多くあります。
屋根が軽くなるので、耐震性に富んだ建物とする事が出来ます。
最もお得なメンテナンス!アパート屋根の重ね葺き(カバー工法)の値段と効果
塗装じゃなく屋根材を張りたい場合は、カバー工法がオススメです。
屋根の大きさや使う素材にもよりますが、おおよそ120~300万円程度の費用相場となります。
カバー工法とは、今ある屋根の上に新しい屋根を葺くリフォームです。 葺き替えではなくカバー工法で行う事で、このようなメリットがあります。
1.既存屋根の解体手間や廃材処分費がかからない
既存の屋根の上にそのまま葺くので、既存屋根の解体手間や廃材処分費用が一切かかりません。
2.騒音や粉じんの心配がない
既存屋根の解体が無い事で、騒音や粉じんの心配も。 ご近所への配慮も気になりませんので、快適な屋根葺きとする事が出来ます。
3.工期が短い
既存屋根を剥がさない分、工期が短くなります。
4.雨漏りの心配がない
二重屋根となりますので、防水効果が高まる事で雨漏りの心配が無くなります。
重ね葺きは、屋根の素材や既存屋根の状態により、利用できるか否かが決まります。
重ね葺きが可能な屋根の素材は、スレート屋根と金属屋根同士です。
どちらが旧屋根材であっても新屋根材であっても、可能となります。
セメント系や粘土系の屋根は、重ね葺きは出来ません。
こういった様にアパートは屋根の修繕以外にも、雨風から建物を守ってくれる外壁部分のリフォームも行わなくてはいけません。
下記には外壁工事を行う際の必要知識をまとめています。
外壁と一緒に工事を行ってお得に済ませたい大家さんは、こちらの記事もご参考ください。
アパートの屋根を修繕&メンテナンスする際に知っておきたい3つの知識
屋根の修繕は基本的に高額な費用が掛かってしまう物。
アパート経営はどれだけ経費を抑えて賢く利益を出すかが重要なポイントですよね。
どういう事を考えて修繕を進めれば良いのか、時間と費用を抑えられるコスパの良い補修はどうすれば良いのか考える必要が有ります。
そういった、大家さんが失敗しない為の屋根工事の考え方や3つの必要知識を下記にはまとめていますのでご確認下さい。
屋根の修理は外まわりのメンテナンスで優先順位を第一にしよう
屋根というのは、建物の中で1番紫外線の影響を与えられている部位です。
太陽光に対し垂直に当たっておりますので、そのダメージというのは想像以上の凄さです。
外部というと外壁にばかり目が行きがちですが、外壁のメンテナンスが必要と思えたら屋根のメンテナンスも必要という事となります。
外装リフォームの優先順位は、屋根が1番です。 建物をより長く快適使う為には、見た目より機能性の向上です。
その為には、1番最初に屋根のメンテナンスを考えてあげなければいけないという事を、覚えておきましょう。
屋根塗装と外壁塗装は同じタイミングで行う際の注意点
屋根塗料の中で主流の塗料といえば、シリコン塗料です。
外壁塗装のリフォームと同じタイミングでメンテナンスを行いたい場合は、屋根の塗料は外壁よりワンランク上の物を採用する事をオススメします。
外壁にシリコン塗料を使うなら屋根は葺き替え工事などを行うのがベストです。
その理由は、屋根は外壁より多くの外的刺激を受けているので、劣化の度合いが違うという事です。
屋根の方が劣化のスピードが速いので、外壁と同じ塗料を採用してしまうと早く劣化が来てしまいます。
外壁は10年おき、屋根は30年おきにメンテナンスを行うと言った様にサイクルを合わせると、足場代のコストがかかりません。
アパートを手放さないなら修繕は「葺き替え」が絶対お得な理由
あと何年か経ったらアパートを手放そうと考えている方は、基本的に塗装で様子を見るのも一つの手段です。
けれども、手放す予定が無い方は絶対に屋根は葺き替えでメンテナンスを行った方がお得です。
前述したように、塗装は基本的に5年おきに行わなくてはいけないのでその度に高額な費用が発生します。
それなら一度のメンテナンスで長年持つ「葺き替え」や「重ね葺き」を選ぶのが正しい判断です。
アパートの屋根を修繕する時のポイントをまとめると…
屋根のリフォームを怠る事で、アパートの致命的な影響を与えてしまう事があります。
長く使い続けて賃料を得るために、こういった事を踏まえてアパート屋根の定期的なリフォームを行うようにしましょう。
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