【 このページの目次 】
コンクリート製の建物でも鉄筋が入ってない事が有るんです!
ご存知の方も多いと思いますが、日本の建物はその時々の時代に合わせて建築基準法は変わっています。しかし、中には驚く内容もあって基礎に鉄筋が入っていなかった時代もあることはご存知でしょうか。
今では考えられないことですが、昭和54年以前の建物の基礎には鉄筋が入っていない可能性があります。
コンクリートに鉄筋をいれることは今では当たり前ですが、昔は、コンクリートは石なみの強度があるから大丈夫と判断されていたようです。
確かにコンクリートは圧縮(圧力)に対する強度は抜群ですが、膨張による引っ張りや曲げ、せん断というような力には弱い特性があります。
日本では定期的に大地震が発生し、基礎のコンクリートにも複雑な力が加わります。その結果、基礎が損傷し建物が崩壊する危険もあります。
そこでコンクリートの弱点を補う目的に、鉄筋が入れられるようになりました。
自宅の基礎に鉄筋が入っているかチェックする方法
実際の基礎に鉄筋が入っているかどうかは、基礎鉄筋センサーを利用してチェックする事ができます。
古い建物の取得を考えている方は、こうした事情も把握しておく必要があります。
仮に基礎に鉄筋が入っていない場合は、基礎を補強するかもしくはそのまま住み続けるかのどちらかになります。
現在の住宅は基礎の中に規定通りの鉄筋が入っているかどうか、基礎工事の途中でチェックされることが定例となっています。
基礎と同じぐらい重要な部分としては、筋交いの固定や柱の固定があります。昭和54年以前の建物は釘やすがいで柱を固定していました。
しかし、それでは地震の時の力に接合部が耐えられないとして、筋交いプレートなどが用いられるようになりました。
コンクリートの建物で鉄筋が入っていないなら耐震リフォームを
日常生活する分には基礎や柱が多少頼りなくても大丈夫ですが、やはり地震等有事の時に障害となってきます。
昭和54年以前の建物をリフォームする時は、末長く安心して住めるように耐震補強を検討することが必要になります。
資金や税制面で耐震リフォームは充実していますので、バックアップのある内に取り組んでおく方がお得かもしれないですね。
その際には、信頼できるリフォーム会社に仕事を依頼する様にされて下さいね。
もうチェックされました?
千葉リフォーム情報ブログ関連記事:
・【基礎知識】リフォーム費用定額制や坪単価とはどういったものか
・【千葉市】耐震リフォームの大切さと補助金の内容
コメント
コンクリートに鉄筋入ってないなんてことがあるんですね。全部入っているものだと思っていました。
古い家だといろいろ確認しないといけないんですね。中古の場合は気を付けないと。