木造と鉄骨のハイブリッド!混構造住宅
日本の多くの住宅は「木造建築」であったり「軽量鉄骨住宅」「鉄筋コンクリート住宅」などに分けることができます。
しかし、中には単純に建物の構造を分けることができないケースもあります。
それは木造と鉄筋コンクリート造などを混ぜた、「混構造」という建造物になります。
よくあるケースとしては、1階部分が鉄筋コンクリート造りで2階、3階が木造住宅のパターンです。
1階は駐車場や店舗にして、2,3階を居住空間にしているケースが目立ちます。
混構造住宅のデメリットはリフォーム等の時に複雑になる事!
外装や内装などのリフォームに関しては、それほどややこしいことはありませんが、建物の耐震性を見直したり、耐震強化を図る上では少し複雑になるようです。
だいたいの場合は、2階3階の木造部分の耐震化に目が向けられます。その際に重要なポイントとなるのが、木造と鉄筋コンクリート部の接合部分です。
業者さんによっては、混構造とみなさずに普通の木造住宅として考えるケースもあるようです。
1階部分を建物の基礎とみなして、2,3階の耐震化を考えます。
しかし、業者さんによってはアンカー等で鉄筋コンクリート部分と木造部分の強化を図るところもあるようです。
大事なことは、業者さんを100%信用しないこととご自身でも真剣に考えて、いろいろ疑問を投げかけてみることが必要といえそうです。
疑問に対して納得のできる回答ならば大丈夫でしょうし、納得いかない場合は他の業者さんに相談してみることも必要といえそうです。
またこれから新しく新築で混構造を検討している方は、あとあとのメンテナンスも考慮して設計する必要があります。
混構造住宅のメリットってどういう物?
単純な木造住宅とは異なるので、リフォームやメンテナンスも簡単に終わらないことが想定されます。
しかし、メリットとしては豪雪地帯や水害が想定される地域では混構造の住宅はニーズがあり、安心できる家として注目されています。
また地域によっては、1階部分を冬季の物置や駐車スペースとして使用するという名目で、課税対象が3分の1に軽減されるケースもあるようです。
メリット、デメリットを明確にしたうえで、“混構造”について考えたいですね。
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