「縁甲板」という言葉を初めて聞く方も多いと思います。
なにせ最近の新築やリフォーム現場では、採用されるケースが減ってきています。
縁甲板は、主に縁側などの床用に使われていた資材です。
縁側の他、内廊下や天井、壁にも使用されていました。
ヒノキや杉などの長い板が取りやすい針葉樹がよく用いられていました。
【緑甲板が減少している理由】
最近、縁甲板が減ってきている理由としては、縁側を設ける家が減ったり、和室を設ける家が減ってきているためです。
また縁甲板は、フローリングに比べて若干割高でもあり、採用されるケースは減ってきています。
しかし、縁甲板にはフローリングにはない美しさがあります。
フローリングに比べて、木目が板のラインに沿ってすっきり伸びていて、床がスタイリッシュに見えます。
最近では、和室の畳の周りを縁甲板で施工する事例も増えてきています。
和室全体をたたみで覆うのではなくて、周りや部屋の一部に建材を用いるとアクセントになります。
その時は、縁甲板の方がカッコよく納まるという訳です。
一戸建てだけでなく、マンションにもこういった施工方法は増えてきているようです。
廊下もクロスなどで施工するのではなく、縁甲板で施工すると廊下のラインが引き立ちます。
特に節のない材料を用いると、きれいです。
広いリビングの天井も、縁甲板で施工するとすっきりと収まります。
直線的な縁甲板は部屋に違和感なく収まり、木材ならではの暖かみを与えてくれます。
【緑甲板の注意点】
注意する点としては、縁甲板は美しい半面、汚れや傷が目立ちます。
そのため日常使う部屋に採用すると、傷みが早いと言えるかもしれません。
客間などには適していますね。
縁甲板もフローリングと同様に、無垢材から合成資材まで種類は豊富にあります。
家のコンセプトや予算に合わせて選択すると、納得のいくものに仕上がりそうです。
縁甲板は業者さんによって、得手不得手がある場合があります。
打ち合わせの中で、安心して施工が任せられるか聞いてみておくと安心できます。
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コメント
うちも和風なテイストを今度のリフォームでは取り入れようと思ってました。
こういう素材は良いですね!