リノリウムの床材はどういう物か知っていますか?
住宅で使用する床材というとフローリングやタイルなど、ある程度きまったものが流通しています。
そんな中であまり目にしない床材として「リノリウム床材」があります。はじめて聞かれた方もいらっしゃるかもしれません。
リノリウム自体は150年以上前に登場した材料で、もともとは戦艦の甲板に使われていたようです。
私たちの身近なところでは、学校や病院の床に使用されています。緑や青のツヤのないビニール系の床材です。
リノリウム床材は人にやさしく注目され始めてます
最近はこの「リノリウム床材」が改めて評価され始めています。理由は、床材に使用される原料が天然成分で人にやさしいと知られるようになったからです。
量産されているフローリングに比べると、単価は上がってしまうようですが、環境面と耐久性から一般住宅への採用も増えてきています。
特に洗面所や脱衣場周辺の水回りでは、水に強いリノリウムを選択する数が増えてきているようです。
リノリウム床材は、自然成分からでできているので土に返ることができます。
リノリウムを床材に使うメリットデメリット
有害物質も発しなく、原料の亜麻仁油の抗菌効果により、床を衛生的に保つことができます。
発火点が高い点も特徴で、万が一の火災時も燃えにくい床材となっています。
床材の種類によっては、掃除を行った際などに静電気が生じてほこりが溜まりやすかったりしますが、リノリウムの場合はほこりが溜まりにくい点も特徴です。
他には、物を落としても凹みにくく、椅子のキャスターなどを使用してもキズが付きにくい点も特徴です。
このようにリノリウム床材という物は優れた特性を持っています。ネックな点は、施工当初は亜麻仁油特有の臭いがすることです。
他にはカラーリングのバリエーションが乏しいので、色彩上は多少我慢する必要が出てきます。
リノリウム床材に限った事ではありませんが、リフォームで使用する床材や壁紙などは念のためサンプルや実物を見て、触って確かめておくことをお勧めします。
写真やカタログでは伝わらないことも多いので、工事前のチェックをお勧めします。
リフォーム会社選びに迷っていませんか?
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コメント
リノリウム床材に興味がわきました。
床のリフォームをする際は検討しようかな。
床材ってクッションフロアとかフローリングしか知らなかったので勉強になります。
また見に来ますね。